県内の事件や事故の被害にあった人たちを支援する「ひだまりの会」が設立されきのう全国の遺族たちを招き、シンポジウムを開きました。「ひだまりの会」はおととし強盗事件で夫を亡くした女性が設立したものでシンポジウムには、県内外からおよそ40人が参加しました。
このうち、被害者を支援する全国組織の理事を務める山上皓さんは「犯罪の遺族は事件をきっかけに社会から孤立している人が多い」と指摘し彼らを支える法制度の整備が必要だと話しました。また会の代表を務める川満由美さんは、「周囲から早く忘れなさいと言われて苦しんでいたが、全国の遺族たちの体験談から、無理に忘れなくていいと気づき、前向きになれた」と語りました。川満さんは今後「ひだまりの会」の活動を通して、沖縄にも被害者支援を広げたいと話しています。